ナースがつらいなら一度辞めてもいい。私が色々な経験を経てナースに復帰するまで

こんにちは、ゆきな(@yukina888)です!

 

私は看護学校を卒業後、病棟ナースとして9年間働いていましたが、仕事がつらく、散々悩んで一度ナースを辞めました。

でもその後いろいろなことを経験し、今は外来ナースとして再出発しています。

 

今回は、当時私がつらかったことや、どうやって9年間ナースを続けて来たのか、そしてナースを辞めた後に経験したことや、私が見つけた新しい働き方についてお話ししたいと思います。

 

私がナースとしてつらかったこと

ナースの仕事が忙しすぎて、やりたい看護ができない

ナースになったら、患者さんが辛い時は背中をさすったり、不安に思っていることを聞いたり、笑顔になってもらえるように声かけしたりなど、したいことがたくさんあったのに、忙しすぎてそれが十分にできなかったことがつらかったです。

 

新人の時はとにかく覚えることがいっぱいで、毎日必死に働いて勉強して、仕事とプライベートの境目が分からないくらい忙しかった…

疲れて家に帰ってきて、そのままベッドに倒れこんで寝てしまうこともしばしば。

 

3年目以降は、通常の仕事以外の仕事が増えてきます。

プリセプター、学生指導係、委員会、看護研究、QC活動…

 

プリセプターや学生指導は、自分もそうやって育ててもらったから恩返しのつもりで頑張ったけれど、それ以外のものについては『ちょっと待って!どこにそんなことする時間があるっていうんだよっ!』といつも思いながら何とかこなしていたような状態でした。

 

もともと効率的に仕事ができるタイプではないので、いつもたくさんの仕事を抱えてなかなか帰れずにいました。

そんな中でも、ナースコールは鳴り続けるし、患者さんの離床を知らせるセンサーも鳴りっぱなしで、病棟に残っていればその時間だけ仕事がどんどん増えていくという負のスパイラルに陥ってしまって…

 

毎日残業は2~5時間くらい。

もちろん残業手当はすべての時間つくわけではありません。

そして休日も、会議や勉強会などで職場に出てこなければならないことも多く、上手く体を休ませることができませんでした

 

日勤では夕方になると、顔に蕁麻疹が出たり、急に泣きたくなったりして、頭の中もフリーズ…でも仕事は待ってくれない。

毎日、何事も起きなければそれでいいと思うようになり、看護どころではなくなっていきました

 

ナースの仕事の責任が重すぎる

ナースの仕事は患者さんの生死にかかわるので、ミスが許されません

自分のことだけ注意するならまだいいのですが、新人や後輩がいればそちらも気にしないといけないので、疲労感は倍増です。

 

しかし、ある程度の年齢を過ぎたらどの勤務帯に出てきてもリーダーだったりするので、もう諦めるしかないんですが…

 

そして自分がいつインシデントやアクシデントを起こすか怖いので、常に神経が張り詰めています

 

仕事を終えて家に帰ってもそれは続いていて、ナースコールとかモニターのアラーム音の幻聴がするというのはよくある話ですね(笑)

職場から電話が入った時には「私何かやらかしたかも?!」と動悸が…

 

仕事を最優先にする自分が嫌いだった

とにかく時間がなくて自分にも余裕が全くなかったので、仕事が最優先でプライベートはすべて後回しにしていました。

 

私が後悔していることは

  • 母が掃除してくれているのに、掃除機の音がうるさくて眠れないからやめて!と怒ってしまった
  • 父の具合が悪く病院に付き添わないといけないのに母や妹に任せきり
  • 友人や家族の誕生日を忘れて、お祝いメールやプレゼントをしないまま過ぎてしまっていた
  • 彼氏と遊びに行っても、どこに行ったかあまり覚えていない

 

最低じゃないですか?

 

そんな自分が嫌いだったけれど、そうしないとやっていけなかった…

本当はもっと思いやりのある自分でいたかったです。

 

夜勤が本当に嫌!

もともと夜更かしが苦手で、睡眠時間はたっぷり取りたい方だったので、徹夜なんてしたことありませんでした。

そんな私が夜中寝ずに働くなんて…

まだ若い頃は何とかなっていましたが、年を取るごとにきつくなってきました

 

私が勤めていた病院は3交代だったので仮眠はなし。

業務が順調に終わればしっかり休憩がとれる病棟だったけど、状況はそんなに甘くはなく、重症患者さんが多かったり、急変があった時は休憩が取れず朝までノンストップ!

仕事が終わる頃にはひどい顔色で髪の毛も乱れまくり(笑)

 

時々、怪奇現象みたいな怖いことも起こっていました(涙)

 

一番嫌だったのが、夜勤が終わった後。

車を運転して帰宅するんですが、ひどい睡魔に襲われて、ガムをかむとかコーヒーを飲むとかは無駄なレベル。

 

今考えるだけでもゾッとするのですが、車がだんだん中央線に寄っていったり、信号待ちでウトウトしたり、前の車にコツンと当てたこともあります…

「私いつか事故って死ぬかも…」と思っていました。

 

ナースのお給料ってそんなに高くない

ナースのお給料は病院によって違いますが、私が勤めていた病院は安いほうでしたね。

はっきりとした金額は覚えていませんが、30歳で辞める時、手取り24万円くらいで、ボーナスは年に2回でそれぞれ50万円くらい。

 

夜勤手当がついてこの金額ですよ!?

夜勤しない外来ナースはもっと安いんです。ありえない!

毎日毎日、神経をすりへらしてボロボロになるまで働いて、命の危険まで感じてこの金額なんて本当にひどいです

 

ナースの人間関係がつらい

私の場合、幸い人間関係には恵まれていたし、私は真面目だったので、そういう姿勢が買われて割と可愛がられることが多かったので、あまり人間関係で悩んだことはないです。

 

ただ、震えあがるくらい怖い先輩ナースはいました。

その先輩ナースが日勤の同じチームにいたり、一緒に夜勤しないといけなかったりしたら、もうどうしたらいいのか分からない!

そういう時は、先輩ナースが好きな事とか好きな食べ物の話とかして、なんとかその場を取り繕ったりしていました(笑)

 

一番困るのが、質問しても「自分で調べて。」と教えてくれない先輩ナース。

調べる時間がなかったり、調べても分からないから聞いてるのに…と泣きそうになったことは何回かあったなぁ。

 

でも、ナースは基本的には優しい方がほとんどですよね!

仕事では厳しくてもプライベートでは柔らかくなる人も多くて、あ~同じ人間なんだなぁと(笑)

 

私が病棟ナースを続けるために気をつけていたこと

仕事がうまくいかない時はとにかく相談!

分からないことや困っていること、うまくいかないことは先輩ナースに相談したり

カンファレンスで話し合って意見をもらったりして、放置しないように気をつけていました。

 

リーダー業務が上手くいくように努力が必要だった

私はリーダー業務が苦手で、日々の仕事もなかなか上手くいきませんでした。

でもそこで、どうすれば上手くいくのかもっと研究して仕事に活かしていければよかったのだと思います。

まあ、そんな時間さえなかったのですが。

 

目標のナースを見つける

私には目標にしている先輩ナースがいました。

優しくてキレイで仕事ができる、誰もが憧れる存在。

 

その先輩ナースの患者さんとの接し方、看護技術などを日々しっかりと観察し、先輩ナースに少しでも近づけるように努力しました!

 

体のメンテナンス

体がきつい時は栄養ドリンクやサプリメントに頼る

疲労がたまってしまっているので、体を休める、寝るだけでは全く疲れが抜けません。

だから常にサプリメントは飲んでいましたし、夜勤の時は栄養ドリンクを必ず飲んでいました。

効き目は定かではありませんでしたが、お守りみたいにちょっとだけ安心できたんですよね。

 

▲ちなみに今でも飲んでいるサプリメントはコチラ。結構良いです!

 

足のケアは重点的に

毎日立ちっぱなしで走り回っているので、足が痛くて痛くてつらかったです。

 

なので私は足の裏にシップを貼ったり、着圧ソックスを履いたりして働いていますが、足がすごく楽になってすごく良いですよ!

 

睡眠を上手にとる

眠れない時に睡眠導入剤や安定剤を飲む人もいるんですが、私は起きれなくなったり起きた時の眠気とかだるさが心配だったので飲むことはなかったです。

 

その代わりにお風呂の湯船に好きな入浴剤を入れてゆっくり浸かったり、寝る前にカモミールティーを飲んだりしてました。

カモミールティーは安定剤を飲むようには効きませんが、とげとげした神経が癒されていくような感じで、とても良いのでおすすめです!

 

▲こちらのカモミールティーは飲みやすくて好き!

 

心のメンテナンス

ナースの仕事は、精神面でも大きなストレスがかかるので、プライベートでは自分の好きなことをして、心のバランスを保つように気をつけていました。

 

今でも、時々は映画を見に行ったり、好きなアーティストのライブに行ったり、ファンクラブイベントに参加したりして自分にご褒美をあげることにしています。

とっても頑張っているんだから、たまには家族の目を気にせず好きなことにお金を使いましょう!(笑)

 

このままでは自分がダメになると思ったからナースを辞めることにした

慢性疲労の状態が続いていく中で、毎日の仕事自体のストレス、仕事が終わらないことのストレス、そしてせっかくナースになったのに患者さんに良い看護を提供できていない申し訳なさもあり、このままナースを続けても私はダメになるだけだと思いました。

 

しかも体調も悪くなり、耳の病気と婦人科系の病気も患ってしまって、もう体の限界でした。

 

その頃結婚したのですが、仕事が忙しすぎて家事もろくにできないし、妻らしいことも全然できていなくて、旦那さんに対しても悪いなぁと落ち込むばかり。

 

それに結婚当初私は29歳、子供が欲しかったのですがなかなか授からず、妊娠できないのは体が疲れすぎていて新しい命を宿すには適していないと神様に言われているような気がしていました。

だから妊活のためにも辞めることにしたのです。

 

私の背中を押してくれた友人の一言

ナースを辞めるまでには本当に悩みました。

  • 子供の頃からの夢だったナースにせっかくなれたのに、きついからと言って辞めてもいいんだろうか?
  • 今まで努力してきたことが水の泡になってしまう
  • 応援してくれる親に申し訳ない
  • 自分がやめることで同僚に迷惑がかからないだろうか?

 

でも、そんな時友人が言ってくれた言葉があります。

 

あなたが辞めたいと思っているなら、それが辞める時なんじゃない?

 

この言葉を聞いた時、本当に嬉しかった。

私がいろいろと悩んだ挙句に出した答えを「それは正しいよ!」と無条件で認めてもらえた。

ああ、私、辞めていいんだ…とすごくホッとしたことを今でも覚えています。

 

ナース辞職後、ナース以外の仕事や学校生活を体験

ナースを辞めた時本当に嬉しかった!!

久しぶりの開放的!

一度やってみたかった専業主婦にもなれました!

 

その時、先の事は全く考えていませんでした。

まずは体を休めて、今まで時間がなくてできなかったことを一つ一つやっていきたかっただけ。

 

体と心が落ち着いたら、ゆっくり自分の心に向き合って、これから自分がどうしていきたいのかを考えていっても遅くないのかなと思っていました。

 

旦那さんの実家の仕事を体験

結婚してからもしばらく仕事をしていたので、忙しさにかまけて旦那さんの実家にほとんど行けていませんでした。

そこで思い切って、旦那さんの実家の仕事を手伝ってみることにしたのです。

内容は海産物の加工。

これは本当に貴重な体験で、面白かったですね!!

 

仕事が終わったら、みんなでご飯を食べて遅くまでおしゃべりして、そこから旦那さんの両親や兄弟、親戚の方々と仲良くなれた気がします。

 

あとは、体作りのためにジムに通ったり、DVD鑑賞したりして、結構ダラダラしていました。

 

持論ですが、このダラダラした状態は妊娠したい人にとってはあまり良くないようで、結局次に就職するまでに妊娠することはなかったです。

 

職業訓練校に入学

ナースを辞めて半年くらい経ったころ、無性に勉強がしたくなり、ハローワークに募集が出ていた職業訓練校にワード・エクセル・パワーポイント・簿記の勉強をするため入学しました。

 

学生の時は勉強なんて億劫だったけど、大人になってからまた学校に行って勉強するというのは本当に楽しいものですね!

とても充実した3か月間を送り、そこで2級表計算技士と簿記3級も取ることができました

簿記の世界なんて、ずっとナースしてたら一生関わらなかったと思うのですが、とても面白かったです!

 

職業訓練校を卒業した後、そのままの流れで就職活動をしたのですが、お給料の面や経験があるということで、やっぱりナースを選んでしまいました。

 

それで面接に行ってみたら即採用!

今度は個人クリニックに就職が決まったのでした。

 

▲偶然ですが、当サイト管理人のたもつさん(tamotsu39)も職業訓練校に通った経験があるそうで、記事にされています。

 

個人クリニックでナースの新たな働き方を発見!

新しい職場のデイケア併設の個人クリニックは、私が病棟ナースとして働いていた時と全く違う仕事内容でとても驚きました!

  • 利用者さんを車で送迎
  • レクリエーション
  • 健康体操
  • 民謡教室
  • 昼食の準備(食材を人数分につぎ分ける)
  • 行事の準備(クリスマス会、夏祭り、やきそば大会など)

 

それに朝患者さんが来る前に、一部のスタッフでお茶する時間があるんです!!

なんだこの世界は…

 

ナースといっても色々な働き方があることを、そこで初めて知りました。

 

就職して数か月後、私は無事妊娠できたので、そこのクリニックは出産前に辞めたのですが、同じナースでも職場が変われば状況も変わるという当たり前のことに気付けたのは本当に良かったと思います。

 

私なりの働き方を見つけることができた

病棟ナースをあのまま続けていたら、私は一体どうなっていたか、考えるだけでも恐ろしいです。

 

でも、こんなにも大変な病棟ナースの仕事を、結婚・出産後も立派に続けている人もいるし、認定看護師の資格をとったり、看護師の専門的な知識を深めて患者さんのために頑張っているナースもたくさん知っています。

そういう人達を心から尊敬しますが、やっぱり私にはできない。

 

私は一度ナースを辞めて、体を休めて、本当に冷静に考え、行動したからこそ、今のスタイルを見つけることができたのだと思います。

 

人生は一度しかないから、つらく苦しいまま時間が過ぎていくのはもったいない!

もし間違えたと感じているならやり直せばいいし、新しいことにも挑戦してワクワクしたいですよね?

 

私は今、ナースとして働きながらブログも書いていて、当サイトでもライターとしても活動しています。

大変だけど、とても刺激的で楽しい毎日です!

 

こうやって私なりの新しい働き方を見つけることができたので、あの時辞めて本当に良かったなぁと今では思います。

 

▲私がナースとして復帰した理由や、ナースとブロガーというスタイルに落ち着いた経緯を書いています。

 

まとめ

ナースとしてつらかったことを振り返りながら

私が一度ナースを辞めて、様々な経験をしてまた新たにナースとして歩きはじめたことを書きました。

 

ナースは本当に大変な仕事です。

辞めたくなる気持ちよく分かります。

 

もし、もうダメだ、限界だと感じたら、心や体が壊れてしまう前に辞めてもいいと思うのです。

十分に心と体を休めることができたら、あなたに合った新しいやり方で、また歩き出せばいいのですから。

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ABOUTこの記事を書いた人

ゆきな

ナースをしながら子育てを頑張る40代主婦ブロガー。 若い頃は病棟勤務で夜勤もバリバリこなしていましたが、子供ができてからは短時間の勤務で外来で働いています。 旦那さんと、娘、息子の4人家族で、田舎の一軒家暮らしです。