いや~俺なんか今月トータルで50時間くらい残業してるよ?
でも残業手当つくから時給1.25倍でテンションあがるわw
派遣で働いていたあの頃・・・。
僕はやりきれない思いを抱えつつ、ただ漠然と人生を消化しながら、何の変化も見出せない自分に葛藤する毎日でした。
コーヒー片手にくつろいでると、いつも聞こえてくるのは「今日〇〇時間残業した」という、誰も得しないアピール。
特に疑問を持つわけでもなく、かといって不満があるわけでもなく、しかしなぜか誇らしげな同年代の派遣社員の姿。

何度、耳元で叫んでやりたいと思ったことか。
30年間も生きてきて、たかが1000円の時給が1250円になっただけで、お前は幸せなのか?
そんなちっぽけな手当で心も体も満たされるほど、お前の歩んできた人生は薄っぺらいものなのか?
そんな心の声と戦い続ける毎日でした。
でもあのイライラは、きっと何の変化もなく退屈していた自分に言い聞かせていた言葉だと思うんですよね。

「いきなり何の話してんだよ」って思うかもしれないけど、もしあなたが僕と同じ30代で、派遣という働き方に疑問を持っているなら聞いてほしい。
派遣社員の頃はこんなこと考える機会もなかったけど、人生に目的見つかると痛感するんですよね・・人生は本当に短くて有限だなと。
遅くないんですよ。
30代からでも決して遅くない。
今回は派遣社員が目的を持つことの重要さを伝えたいと思います。
派遣に不安を感じている人や、将来に悩む30代に向けて、自分を変えるためのキッカケにしてもらえると幸いです。
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この記事の目次
危機感を持つことから始める

もし「派遣社員の優先順位ランキング」というものが存在するなら、第一位は「生活を安定させること」で間違いないと思う。
もしかすると、人生に何の不満も無い人には笑われるかもしれません。
だけど、派遣は安定しないイメージがどうしても強いから、30代ともなれば安定を求めてしまうのは本当に仕方ない。
そもそも派遣で働き始める時って、メンタル的にも生活面でも追い込まれているケースの人が多いと思うんですよ。
だから、まずマイナスをゼロにすることが目標になるし、ゼロにできれば「この生活を守らなきゃ」という考えが働き余計守りに入ってしまうんですよね。
その結果、自分のやりたいこととか新しいことへの挑戦とか、そういう自分のアンテナみたいなのが次第に錆びてしまって、現状維持を優先してしまう。
そんな30代の派遣社員を山ほど見てきました。
もちろん、僕自身の実体験も含めてなんですが。
とは言え「このままでいいのか?」と、ある日もう一人の自分が語り掛けてくるような瞬間もありますよね?
それこそ残業自慢や、飲み会で会社の愚痴を聞かされた夜に、鏡に映る悪酔いした自分の姿を見て
「このままじゃ絶対にダメだ」と思ったことがある人は、派遣経験者の中にはたくさんいると思う。
きっとあると思うんですよ。
そんな自分の救難信号が聞こえる瞬間って。
朝眠たくて仕事に行きたくない時とか、通勤ラッシュの電車の中でもみくちゃにされてる時。
仕事でヘコんだ時とか、「30代なのにいつまで派遣やるつもりなの?」と嫌味を言われた時。
ただでさえ肩身の狭い派遣で働いていれば、「今ちょっとキツイな」と感じる瞬間があるはずだから
その瞬間に危機感が持てれば、それが派遣で働く目的を見つける一つのキッカケになると思うんですよね。
このまま30代40代と、何の目的も見出さずに派遣で働き続けるのか?
それとも危機感を持って、自分の人生を少しずつでも変えていくのか?
もしかするとあなたの職場にも、40代や50代を迎えても派遣社員で働いてる人がたくさんいるかもしれませんね。
あなたは、このまま派遣を続けていきますか?
もし国が派遣制度を禁止したらどうしますか?
ここまでのまとめ

自分の抱えている本当の不安や危機感と向き合う

これは実体験なんですけど、派遣社員として日々の生活を送っていると、つい目先のことだけを考えてしまいがちになるんですよね。
今月の生活を乗り切れるか、来月は契約してもらえるか、そんな不安があるから余計に「今」の自分のことしか考えられなくなってしまう。
確かに目先のことも大事ですよ。
だけど今一度よく考えてほしい。
派遣社員として働いていく中で、不安や危機感を感じなきゃいけないのは、今の自分ではなくて将来の自分なんですよね。
「生活を安定させて何が悪いんだよ?」という声はあるかもしれない。
「目の前のことから逃げて何が将来だよ!」という考え方も理解もできる。
だけど「じゃあ生活が安定したらその先はどうするの?」「必ず訪れる将来の不安にはどうやって対処していくの?」と問いたい。
そもそもなぜ自分は派遣で働いているのか?
もしあなたの夢が派遣社員だったとしたら考える必要はないけど、もしそうじゃなければ、このことに逃げずに向き合わないといけない。
だから職場の居心地の良さに満足してる暇はないし、たった少しの時給アップなんかに歓喜している場合じゃないんですよね。
もし派遣に年齢制限が設けられたら?
再就職も叶わず、若者に混ざってコンビニで働くことになるかもしれない。
もし彼女が妊娠してしまったら?
ボーナスも出ない時給制の少ない給料では、出産費用や生活費が賄えないかもしれない。
もし大切な人が困っていたら?
何もできない自分に嫌気がさして、鬱になり体調を悪くしてしまうかもしれない。
ちなみに僕も派遣時代には何も挑戦しなかったことが原因で、円形脱毛症に悩まされ、肌は荒れ、当時の彼女からはフラれと散々でした。
その上、再就職では「自己管理が成ってない」と言われながら、8社ほど受けた面接は全て全滅。
(30代を越えての転職は本当に厳しいです)
経験上は、よほど贅沢をしない限り派遣でも問題なく生活することはできるし、ある程度は自由な時間も持てる。
だから目的が見つからなくても、まずは危機感を持ちながら、今の自分ではなく将来の不安と向き合った方が良い。
「今は時期じゃない」
「まずは目の前のことをしっかりと!」
わかりますよ?
だけど自分にそう言い続けて、言い聞かせ続けてきて、今までどれだけの時間を失ってきたのかを考えて欲しい。
ちなみに僕は3年間、日数にして1000日、時間にして24,000時間もの時間を無駄にしてしまいました。
あの時、自分が感じていた危機感から逃げずにもっと将来の不安としっかり向き合っていれば、どれだけ自己実現への近道になっただろうか。
考えたところで今更どうしようもないんですけど、後悔しないためにも、30代派遣の方にはぜひ教訓にしてもらえればと思います。
ここでのまとめ

不安を原動力に目標を明確にし行動する

冷静に周りを見渡せば分かるけど、崖っぷちどころか崖から転落していることに気づいてない派遣社員が、世の中にどれほどいることか。
人と比べる必要はないけど、そんな環境の中で不安を感じることが出来れば、それが原動力になるんだよってことは改めて伝えたい。
大事なことは自分が掲げている目標がいかに明確か?
そして目標に対して行動することができているか?
これに尽きるのかなと思います。
派遣という雇用条件に不安があるのなら、派遣で働きながら転職したいジャンルの仕事を勉強し、再就職に備える。
自分に何か夢があるなら、目の前の娯楽を優先せず生活費を抑えて、夢を実現するために時間やお金を投資していく。
お付き合いしたい人や結婚したい人がいるなら、ダイエットやファッションなど、自分を磨くことに集中してみる。
まだ間に合いますよ。
絶対に遅くないです。
確かに派遣で働きながら、別の目標に向かって行動し続けることは大変だし、途中で投げ出したくなるかもしれない。
変な目標だと周りに笑われるかもしれない。
(ちなみに僕もブロガーになると決意した時は苦笑されまくりましたw)
でもいいじゃないですか。
崖下で現状に何の疑問も持たずに笑っている人間より、不安を抱えながらでも、必死に崖を登ろうとしている人間を僕はカッコいいなって心から思う。
たとえ今は不安だとしても、目標を明確にして行動することができれば、いつの間にかその不安も消えてなくなります。
その内、目標に近づく自分を実感することができれば、むしろ派遣で働いている自分に自身さえ持てるようになります。
少なくとも僕はそうでした。
ここでのまとめ

正社員を目指すのも一つの選択肢

先日ある方が、自分の運営するブログに一つのメッセージをくれました。
昨年12月から福岡での就職活動を本格的に開始しましたが、年齢も高いため、ほとんど書類選考でだめです
(中略)
中年ですが、学びたいことがたくさんあって、この「夢」を実現するための派遣就業と割り切り
「腐ることなく(これ、自分苦手なんですよ・・・)」前向きに就業したいと思います。
関連「派遣だから」とバカにされるあなたへ~辞めたいとは言わせない5の行動~
素敵ですよね~ホント。
個人的には学びたいことや夢があれば、30代だろうが中年だろうが派遣で働くのは全然アリだと思うけど
やりたいことが無ければ派遣で働く意味は無いし、正社員を目指してみるのも一つの選択肢だと思うんですよね。
確かに最近ではフリーランスという言葉が浸透してきていて、色々な働き方が推奨されているように感じます。
ただ、「その会社とその仕事が好きだ」という前提があれば、福利厚生や金銭面を考えても正社員の方が絶対にいい。
金銭面に余裕が出れば精神的にも余裕が出てくるから、いずれやりたいことが見つかるかもしれない。
今は副業解禁OKの会社も増えてきてるし、空いた時間で稼げば更に自分の目標に近づけるかもしれない。
そして逆に将来ふり返った時、派遣という選択が実は自己実現には遠回りだったって気付くこともあり得る。
もちろん成功の定義は人それぞれ違うけど、少なくとも若い頃と比べて、失敗してる場合じゃない30代だからこそ
「もしかすると正社員の方が自分にとっては良い選択じゃないか?」という視点は、持っておいた方が良いかもしれません。
ここまでのまとめ

新しい挑戦は30代からでも遅くない

確かに理由なんて見つからないかもしれない。
簡単に目的なんて見つからないかもしれない。
だけど一つだけ断言できるのは
経験上もそうだし僕自身の人間関係でもそうなんだけど「30代からでも決して遅くはないよ?」ってことです。
とある知り合いの話ですが、僕が数年前に派遣で働いていた頃に、僕は派遣で働く目的を持っていた女性と出逢いました。
彼女は30代を迎えたのにも関わらず、何を思ったのか、ニュージーランドに住みたいという目標を掲げて必死に働いていたんですよね。
昼は派遣の仕事をしながら、夜からはパチンコ屋のアルバイト。そして休みの日には居酒屋のスタッフ。
来る日も来る日も派遣とアルバイトに明け暮れ、それはもう周りが心配するほどの過労っぷりでした。
ある飲み会で彼女に質問してみたんですよ。
「何でそこまでしてニュージーランドに行きたいの?若いならまだしも30じゃん?結婚とか考えないの?」って。
すると即答するんですよ。
ウケちゃんバカだねー30代だから行くんだよ?
後がないから行ける内に行くんだよ。
色んな世界見たいじゃん(*^^)v
ってね。
そんな言葉を残して旅立った彼女の姿に
目的のために頑張ってる30代っていいなと、挑戦する30代の姿って最高だなと、心底思った瞬間だった。
月並みですけど、僕は30歳になったその年に派遣社員として働き始め、2年間もの間、何の変化ない毎日を過ごしていたんですが
そんな自分に嫌気がさし「もう30代だし何かやらなきゃ!」と思い、手に取ったのが堀江貴文さんの「ゼロ」という本でした。
そこ書いてあったのは
孤独と向き合う「強さ」を持とう
出典:「ゼロ」より
という言葉。
もともと寂しがり屋だった僕にとっては、この言葉が何よりも印象的で、そこから自分の考え方が一変したんですよね。
残業自慢を聞いている暇はない。
自分にイラ立ってる場合じゃない。
そう思い立ち始めたのがTwitterでした。
それまで「めんどくさそう」という印象だったTwitterを始めたことで、異なる考え方や人生観に触れる機会を持つことができ
自分の考えを発信し続けたその先に、「自分のやりたいこと=ブログ」が見つかり、変化と刺激のある日常を送れるようになりました。
何でもいいんですよね。
「やりたいことや目的なんて見つからない」と思うかもしれないけど、本当は自分が気づいてないだけかもしれない。
お金を稼ぎたいとか、あの人と付き合いたいとか、そんな当たり前に思えることだって立派な目標だと僕は思うし
30代という貴重な時間の中で過去を振り返り、自分と向き合う機会を持てれば、必ず見つかるはずなんですよね。
だから、あなたもこんな記事なんか読んでないで!
(ここまで読んでくれて本当にありがとうございます)
今この瞬間から。
あなたにしかない「派遣で働く目的とやりたいこと」を、そろそろ本気で探してみてはどうでしょうか?
この記事のまとめ
